yuzukichikun’s diary

雑記や本の感想や思いつくまま徒然に

司書子さんとタンテイさん ・・・木苺はわたしと犬のもの・・・

表紙とタイトルに惹かれて読んだ1冊。
本の帯もあらすじも大して見ずに選んだと言っても過言ではありません。
冬木洋子さんの作品です。






まずタイトルと私が勝手に想像したものとかけ離れすぎていて読みはじめて訳がわからなくなりました。
ですが、小説なのに絵本を読んでいるようで心が暖まりました。



1話毎に主人公の世界が広がっていくようでした。
私もいかに狭い世界で生きているのかと少し切なかったです。




何より主人公の飼い犬の可愛らしさがたまらなかったです。
想像の中では白くてふわふわな飼い犬なんだろうなと勝手に思っています。








憧れの作家は人間ではありませんでした2

こんなに早く続編が出るとは思わなかったですよ!
担当作家が吸血鬼!というこの作品は読んでいていろいろ考えさせられます。
澤村御影さんの作品です。






今作では泣いたり、理不尽さに怒ったり、たくさんの感情を引き出してくれました。


一章ではもう泣くしかないじゃないか!というくらい心が揺さぶられました。
嘘は良くないけど、相手を想っての優しい嘘ってあると思うんです。
その優しい嘘で号泣。
それを受け取った相手の強さにまた号泣。
とりあえず泣くしか選択肢がありませんでした。



二章では人と人以外の存在の恋物語
なんて言うか自分以外の他人を理解するのって難しくてさらに尊重出来る関係ってもっと難しいですよね。
その事を突き付けられた気がしました。
果たして私がその立場になったらどう行動するんだろうか?私は相手を思いやれるのだろうか?と自問自答しました。




三章はややホラーです。
これはもう読んで体感して欲しい!
私も私なんかという口癖がありますが、その口癖止めようと思いました。






そしてextra
もう床を転がらなくてはならないほど可愛い。
ルーナちゃんの行動の謎がいろいろ解けて可愛くて仕方ありません。
この作品のヒロインはルーナちゃんだねと勝手に認定してみてます。





想像以上に面白かったです。
続編をまた早目にお願いします。
そしてルーナちゃんの出番を増やすかルーナちゃんの物語も読みたいです!







エプロン男子2nd 今晩、出張シェフがうかがいます

今作も表紙がいいね!と思いながらニヤニヤしつつ読みましたとも。
前作同様美味しい料理が出てくるのかなとワクワクしました。
山本瑤さんの作品です。





期待通りというより期待以上の料理の美味しそうな描写にまるで目の前で作ってもらっているかのような錯覚すら覚えました。
匂いが漂う気がしてお腹は空くし読んでいてもう大変でした。



今作ではエデンのスタッフ1人につき1人お客さんが付くという感じでスタッフの個性が出ていてお客さんじゃないけれど癒されました。




癒しが欲しい!と思っていたらしくあっという間に読みきってしまいました。
これはもう続編を期待するしかない状態です。

最近癒しが欲しい!と思っている貴女にオススメの1冊です。






農業男子とマドモアゼル イチゴと恋の実らせ方

この作品は来月の新刊の案内を見てから絶対に読むと決めていました。
甘沢林檎さんの作品です。





農業男子という文字とマドモアゼルという文字とイチゴと恋の実らせ方ですよ?
とりあえず激甘ストーリーを期待してたわけですよ。
主人公と同様いろいろと舐めてました。




農業といっても子供の頃に畑の収穫のお手伝いをしたくらいしか経験は無いんですが、やっぱり生産者は大変ですよね。
本当に農業舐めてました。



読みはじめていろいろな苦労をしてあの収穫の時期を迎えるんだなと思いましたね。



主人公は東京から移住して農業を始めるんですが、凄いの一言に尽きますね。
農業で見返すために移住を決心してしまうとか私には出来ません。



いろいろと行動力のある主人公がとても好ましく思いました。
期待していた激甘ストーリーではありませんでしたが、結末がニヤニヤ出来たので私的には大満足でした。
そして主人公の畑の収穫も読みたいので是非とも続編をお願いします!







トイプー警察犬 メグレ 神隠しと消えた殺意の謎

メグレが可愛かったので思わず続編が読みたくなったのでした。
こんなに可愛くて賢い名探偵なら飼いたくなるのは私だけでしょうか?
七尾与史さんの作品です。






メグレの元飼い主さんの事件かと思って読んでたんですが、全く違う話です。

まるで神隠しにあったかのように消えた少年。
そう言えばそんな話が現実であったようななかったような?という錯覚すら覚えます。


その事件が意外な事件との関係が!




結末はなかなかに切ないです。





話の中で出てきましたが、躾か虐待か?だったり結構いろいろな問題を提起してるんですよね。
その辺考えさせられます。




私のなかで一番の謎は話の中で出てくる作者さんと一文字違いの作家さん。
別荘持っていていろいろな作品を書いているとか。
その人は実在するのか気になります。





メグレの尻尾は前作同様可愛かったです。






神木町あやかし通り天狗工務店

幻冬舎文庫のキャラクターノベルフェアという事で本屋さんで見かけた1冊。
黒猫王子の作者さんと一緒だと思って読んでみることにしました。
高橋由太さんの作品です。






まず主人公が最初から最後まで不憫です。
周りのキャラクター達が濃いせいで薄く見えるのですが、実は天狗の血を引くクォーターなんです。
一瞬だけ光輝く時がありますが、あとは弄られまくる主人公。




事件は解決するのですが、私的には微妙に納得出来ませんでした。




家族とはそんなものなのかな?とまだ夢を見ていたいので納得出来なかったのかもしれません。





ワクワクとハラハラはありすぎて困るくらいでした。



ワクワクハラハラしたい人にはオススメです。