yuzukichikun’s diary

雑記や本の感想や思いつくまま徒然に

幽落町おばけ駄菓子屋 星月夜の彼岸花

別れと出会いに涙するほっこりミステリーの帯の付いたのにドキドキしながら読み終わりました。
表紙が秋めいていて、真夏の暑さにいる身としては羨ましいやら…。
蒼月海里さんの作品です。







ついにあの人の憂いが解消されます。
最初に登場した時はこの人だけは受け付けないと思っていたのですが、読み進んでいくと、色々な事情が隠されていて。



その話のインパクトが強すぎて他の話がネタバレ満載になりそうです。





江ノ島はTVでしか見たことがありませんが、その江ノ島に現れた海坊主の正体はなんと!






書きませんよ?




あとこの巻ではないのですが、あの人だったり、この人だったり、蒼月海里さんの作品のキャラクターと思われる人が出て来ていて思わずニヤリとしました。






別れもあれば出会いもある。
別れた人にも救いがあると信じて。




そして次で最終巻なんですが、私幽落町から抜け出せそうもありません。







幽落町おばけ駄菓子屋 夕涼みの蝉時雨

ついに梅雨!ついに夏!。季節に追い付きましたぞ!
表紙が夕立の後なのかなと想像を膨らませてくれるものになってます。
紫陽花も綺麗だなぁ。
蒼月海里さんの作品です。




私は雨の日は嫌いなのですが、こんな不思議に出会えるなら悪くないのかもしれません。
物は捨てられない方なので使ってくれよ!という声が聞こえてきそうです。
ちょっとずつでも使うからね…と誰かに向かって言ってしまいたくなります。





そして子供の無邪気さに救われました。
動物に優しくしているのを見て、捨てられる子達ももっと少なくなればいいんだけどなぁ。
あの場所は結界が張ってあるなら見に行けば良かったと後悔しています。






最後の話は胸が締め付けられました。
あえてぼかしてあるところがまたさらに悲しさが増してきましたね。
出来ることなら生きている人も亡くなった方も憂いのないようになれる世界になってほしいです。





2つの話はちょっとした旅行気分になりました。
またいつか行けるように頑張ります!







幽落町おばけ駄菓子屋 晴天に舞う鯉のぼり

久しぶりに読む幽落町シリーズ。
帰って来たぞ!という感じがします。
表紙のイケメン二人?がとても柔らかくていい感じです。
蒼月海里さんの作品です。





今回は主人公、ハーレーでさらわれたりしていますが、久しぶりに出てきたあの人と心を通わせてきてるのではないかと思いました。



この本を読んでいると羊羹や甘いものが食べたくなります。
お菓子がとても美味しそうに感じるのです。
特に羊羹。
私は切り分けて食べる派です。





どの話も切なくて優しい物語でしたが、第3話と余話が好きですね。
どの話もものすごく良かったんだけど、第3話がなんだか自分も明日に向かって頑張ろうとか前向きな気持ちになりました。


余話は完全な自分的好みなイケメン二人がメインの話なので。



この巻の中のタイトルがさらに優しい気持ちにさせてくれるんですよね。
ふわっとした気持ちになれます。


最近優しさに欠けている行動をしていたことを反省し、ちょっと人に優しくしようと思わせてくれる物語でした。








ただいまの神様

神様っていたらいいなぁ。
こんな可愛らしい神様ならいつでもwelcomeですよ!と思わせてくれる神様です。
表紙もほんわかしていて優しい気持ちになれますよ。
鈴森丹子さんの作品です。





今回の神様は山の神様と森の神様がメインとなっております。
山の神様は相変わらずマヨネーズ大好きだし。
読み終わって残ったものがおでんマヨネーズとか。
あれ?マヨネーズがメインだったっけ?







改めまして



前作で出てきた人が神様に出会うところから涙なくては読めませんでした。
話の最初から涙出て困りましたね。



相変わらず神様たちは人に寄り添って優しく見守っていますが、それすら心地良く感じました。




きっと神様に見守られた人たちはその後も幸せであるように…と願ってやまないです。






シャンプーと視線の先で ~夢解き美容師 葉所日陰~

表紙のイケメンに惹かれて読もうと決めたこの本。
本の帯の意味深な感じがまた心くすぐられるという。
クールな美容師に癒されたいですよね!
枕木みる太さんの作品です。






クールな美容師が主人公かと思いきや、女子大生が主人公感出しててアレ?私のクールな美容師は何処へ?みたいな感じで読み進んでいったわけですよ。



悩める人をクールな美容師が解決する糸口を与えるという感じで、それを女子大生が見守る?という。




人それぞれ悩みがあるわけで。
簡単に解決出来るもの、そうでないもの。
それはもう人の数だけあると思います。



クールな美容師が関わった人が救った人に何故か癒されました。





こんな美容師さんがいたらいいなぁ。
美容師としての腕も相当なものだと思われます。




決してクールな美容師というフレーズが気に入ってるとは誰にも言えません…。
タイトルにも意味があるのが良かったです。








奈良町ひとり陰陽師

奈良にだって陰陽師はいるのです。
ただしたったひとりだけ。
この本の帯はズルいです。
仲町六絵さんの作品です。




陰陽師といえば何故か京都!という固定観念があったわけですが、それを崩してくれましたね。


よくよく考えると奈良にだって歴史があるわけで。
そう考えたらいてもおかしくないよね?になったわけです。



奈良の歴史の香気って言葉が素敵でしたね。



どの話も素敵でしたが、想像できる奈良として最後の話が一番好きです。

どの話も優しい結末で選べないけど。




奈良に住んでる方もそれ以外の県の方も奈良町を旅した気分になれますよ?






雨あがりの印刷所

印刷業には興味がなかったのですが、表紙の絵が綺麗なので読んでみようと思った次第であります。
夏川鳴海さんの作品です。



とあるきっかけで印刷会社を辞めた主人公。

様々な出会いを経て新たな道を模索するわけですが。






装幀室のおしごとと同様に印刷業も関わってる人でなければ、詳しくはないと思うんです。



私は興味のない事には全く知識を仕入れようともしないので尚更詳しくないのですが。


印刷にはこんな種類があるのか、だったり、知らなかった事を知れるというのは楽しいです。




物語は心に降っている雨を晴らす感じでほんわかしていて優しいです。




印刷業に興味のあるかたは是非!