旅猫リポート
ついに文庫化きました。見つけて即買いしましたよ。有川浩さんの作品です。
児童文庫で出たときは文庫コーナーを永遠と探し、児童文庫コーナーで見つけたときは小躍りして喜んだ思い出もあります。
ハードカバー→児童文庫→文庫と読みましたが、何度読んでも結末はひっくり返らないのがやはり切なかったです。
誇り高き聡明な野良猫と猫バカな飼い主との出逢いから野良猫が元野良猫になるまでの話で泣き、そのあとの旅の話でも泣き、そして結末付近でティッシュ片手に読みました。
どんだけ泣いたんだよ!というくらい目が痛いです。
いかに飼い主がその猫を愛していたか、猫が飼い主と同じくらい飼い主を愛していたかがわかるほど涙なくして読めませんでした。
彼らは最後まで諦めなかった。
泣きたくなったらまた読もうと思います。
私の本のこだわり?
今回は私の本のこだわり?について書こうと思います。
誰得記事になるかもしれませんが、お付き合いくださいませ。
私はあまり大きい鞄を持っていません。
なので外出先に持っていくのにちょうどいいのが文庫サイズ。
それに収納スペースがハードカバーに比べると小さくて済む。
もうすでに私の本棚には空きがありませんが(´・ω・`)
そんなわけで文庫が好きなのです。
何かの待ち時間のお供は文庫ですね。
ハードカバーは大きさと重さに耐えられなくて何年も買ってないです。
外出に使うバッグに入らないんです。
新刊で好きな作家さんの本が出ていると欲しくなりますが、収納を考えて諦めています。
そんなわけで今日はおしまい_(._.)_
また明日お会い出来ることを願って。
ドS刑事 桃栗三年柿八年殺人事件
表紙を見て、どんな刑事なのか?と興味が湧いたのがきっかけで読むことを決めました。七尾与史さんの作品です。
殺人事件の死体に採点つけたり、直属の上司の額をデコピンで割ってみせたりするドSな刑事マヤ。
その他の登場人物もかなり魅力的です。
慰安旅行に行きたいがために猟奇殺人事件を解決させたマヤ。
その慰安旅行先はマヤの父がかつて難事件に遭遇した町。
そしてマヤ達が訪れるや、死体が発見される。
24年前の事件と現在の事件が交差しながら物語は進んでいきます。
何故事件は起きたのかを理解するとおおー!そういうことか!となります。
読み終わって気になったのはマヤの上司。何故マヤに酷い目に合わされてもマヤを慕っていられるのかそこが最大の謎だと思います。
天保院京花の葬送 ~フューネラル・マーチ~
探偵・日暮旅人シリーズの山口幸三郎さんの作品です。
日暮旅人シリーズとはちょっと違う感じのミステリーです。
喪服の女子高生・京花がおかしな奴らと事件に挑む、不可思議ミステリ!との帯に興味が湧きました。
そして買いました。
物語は天保院京花の紹介から始まります。
天保院京花は俗に言う第六感が備わっています。
そして幽霊が見えるのです。
ですが、京花にとっては幽霊は煩わしいモノ。
もっと煩わしいのは人間。
恐いモノが苦手な私としては最初の幽霊で心が折れかかりましたが、もっと煩わしいモノは人間という言葉の理由が知りたくて読みました。
霊感女子高生の京花、トラブルメーカー
な元女装少年の人理。不良出身の熱血刑事・竜弥、麗しきナルシスト霊能力者の行幸。この四人が織り成す物語。
一人一人の物語があって、それがどこかでリンクしていて読んでいて謎が謎をよびました。
読んでいて飽きないけど、一気に読まないと物語のリンク部分に気付けないような感じです。
はたらく魔王さま!ハイスクールN!
はたらく魔王さま!のスピンオフ作品です。
コミックスでははたらく魔王さま!ハイスクール!があったそうですが、そちらは読んでません。
読むか迷うなぁ。
ということで新刊が出ると知り発売日に買いに走りましたね!
はたらく魔王さま!の世界観はそのままにただ魔王さまがフリーターではなく高校生だったら?というお話です。
フリーターで真面目に働く真奥もいいけど、高校生姿の真奥もいい!
何となく初々しさが感じられて良かったです。
佐々木千穂ちゃんとの関係もバイトの先輩後輩ではなく同級生ということでなんだかほのぼのします。
そんな平和な真奥の生活にもやはり本編1巻と同じように勇者に追われたり、学校の旧校舎が火事になったりします。
千穂ちゃんの制服姿はともかく真奥の学ラン姿もあの人の女子高生姿にもニヤニヤが半端ないです。
本編の続きも楽しみだけど、スピンオフも次出てくれると私得なんだけどなぁと思いました。
これ1冊でも楽しめるし、本編読んでからでも楽しめる1冊です。
僕だけがいない街 9巻
アニメ化も実写化もされた僕だけがいない街の外伝です。
本編も良かったんですが、外伝は悟の周りの人々のお話です。
周りの人々が悟をどう見て、何を思っていたかがわかります。
それがまた泣けるんですよ。
オススメはやはりお母さんの話とケンヤの話ですね。
どの話も良かったです。
また本編を読みかえしてみようと思います。
妖琦庵夜話 グッドナイトベイビー
角川ホラー文庫の妖琦庵夜話シリーズの5作目です。榎田ユウリさんの作品です。
このシリーズの1作目を買う時ホラー文庫ということでかなり躊躇ったのですがたまにはホラーもいいよねと言い聞かせて買った思い出があります。
読んで気に入ったのでシリーズ買いに走りましたね。
その5作目。
去年の4月に買ったので本の帯もついてます。
そこには
ウサギはさみしくて死ぬことはない。
けれど人は孤独を死の原因とする。
とあります。
読むとこの帯の謎も解けます。
今買うと帯ついてないかもしれない!と書いた後で気がついた(´・ω・`)
このシリーズを読むと毎回思うのが愛とか憎しみとか人間の感情についていろいろ考えさせられます。
何を書いてもネタバレになるのでここまでで。
1つ言えるのはにゃあさんは可愛いです。