ゆきうさぎのお品書き 祝い膳には天ぷらを
「美味しい」と笑う、あなたの笑顔が見たいから。という本の帯。
本の帯にはビーフシチュー。表紙には天ぷらのお膳というという美味しそうな二段構え。
ご飯が済んでいてもお腹が空いてくるという罠付きです。
小湊悠貴さんの作品です。
どの料理も美味しそうでしたが、お話も優しくて素敵でした。
どれが一番と言うと悩みますが、柚子釜の味噌グラタンが食べてみたいですね。
そのお話が一番好きだと言うのもありますが。
親子丼のお話も好きです。
子が親を思う心と親が子を思う心があったかいなぁと。
こんな風に人を思えるのが素晴らしいなと。
すごく優しい気持ちになれました。
そして最後には次巻への不穏な空気が漂ったまま終わります。
この終わり方は気が気じゃないです。
早く次の巻が読みたい!と思います。
記事を書いているのが夜中なのですが、読み直しつつ書いているのでお腹が空いてきます。
この空腹感をもたらす凄い作品だなと思いつつ、どうやって朝まで空腹を耐えるか悩みどころであります。