yuzukichikun’s diary

雑記や本の感想や思いつくまま徒然に

河童の懸場帖 東京「物ノ怪」訪問録

本屋さんの棚で帽子被ったイケメンがこちらを見てるんですよ。
そして本の帯には正体は河童ですの文字が…。
そのまま素通りすることは出来ませんでした。
桔梗楓さんの作品です。




本の帯の現代日本あやかし事情。とあるように妖怪や神様のお話です。






ただの妖怪や神様と侮って読んでいましたが、衝撃を受けました。
ただこの衝撃は読んで味わってほしいので書きませんよ!




主人公の優しくも熱い性格に少し羨ましく感じながら妖怪や神様と触れあっていくのは素晴らしいなぁと。
相手を思いやれるって当たり前のようで出来ることではないから主人公はやはり凄いんだと思います。






だって河童の皿を見て円形脱毛症なんだ…触れちゃいけないみたいな事になってましたからね。
私なら大笑いしそうです…。





現代に住まう妖怪や神様ともしかすると出会ってるのかもしれないなと思うと楽しくなれるそんな作品でした。


そして懸場帖とは配置薬の販売員が持つ台帳のこと。薬を置いてもらっている顧客情報が書かれている 物の事だと知った私は1つ大人になれました。