yuzukichikun’s diary

雑記や本の感想や思いつくまま徒然に

共犯関係

共犯者たち。
罪でしか、つながれない?
という本の帯が私を呼んでいたので読んでみました。
アンソロジーという事で、いつもは読まない作家さんの話も読めて良かったです。
秋吉理香子さん、友井羊さん、似鳥鶏さん、乾くるみさん、芦沢央さんの作品です。





基本的に小説のアンソロジーって読まないんですが、似鳥鶏さんの作品が面白かったのと、共犯関係ってなんぞ?という純粋な疑問が湧いたんですよね。



読み終わった結果、背筋がゾクゾクしました。



下手なミステリより怖い。
共犯者を探すのもそしてその共犯者の行動もどれもこれも背筋が寒くなるんですよ。




どの話も面白かったけど、ホラー並に怖かったです。


改めて人間って怖い!と思いましたね。

ちょっと人間関係に疲れてる時に読んじゃいけなかったかもしれません。
そのくらい心の中の何かを抉っていく作品でした。
なかなか見ない展開なのでオススメです。