吉祥寺よろず怪事請負処 薄闇の森
魔物と約束してはいけない。さもないと…との本の帯。
さもないとって何!!状態で恐る恐る読み始めました。
結城光流さんの作品です。
人の悪意も怖いですが、魔物も怖いです。
最初から最後まで半泣きでしたね。
例え陰陽師の弟くんがキャラがいいといっても怖さの半減にもならないくらい
怖かったです。
まず魔物に憑かれた主人公っていうのが理解出来ず、
そして魔物と約束というのも理解できず、
なのに魔物は律儀に約束を守ろうとするのにも理解が追いつかないという状態。
陰陽師さんとその弟くんを取り巻く環境も垣間見えるのですが、
それよりも恐怖が勝ちましたね!
胸を張って言えます!
感動して泣くのではなく恐怖で泣くという体験を危うくしそうになりました。
読み終わってむやみやたらに約束はしちゃいけないなと思いましたよ!