吉祥寺よろず怪事請負処
買ったはいいものじょ読む機会が無くて積んでいた本です。
夏だし読んでみようかなと思い立ち読んでみました。
結城光流さんの作品です。
本の帯に
吉祥寺の庭師は、実はすご腕の陰陽師!?と書いてあったのに何故か読まなかったんですよね。
表紙の儚げな雰囲気もいいのに何故読まなかったんでしょう?
と思うくらい読み始めたら止まらなくなりました。
怖いんだけど怖いものみたさってこういう事をいうんだろうな状態です。
最初の一話目で脱落しそうになりましたが。
背筋がヒヤッとしながら読み進めたのですが、庭師の仕事が垣間見えました。
自然を相手にする仕事は想像している以上に大変なんだなと思いました。
そして主人公の圧倒的な明るさがどのお話でも救いになっています。
読んでいて結構大変な目にあってるのにそれを悲観する事なく前向きな感じがとても好感がもてます。
主人公と同じ目にあいたいとは思いませんが。
庭にまつわる不思議な事件。
そして庭師兼陰陽師さんのミステリアスな感じもたまらなかったです。