不能犯 女子高生と電話ボックスの殺し屋
これも本の帯の松坂桃李に惹かれて買ったわけですが。
映画版ノベライズを読んですぐ読んだので違和感なく読めました。
原案 宮月 新さん 原作 宮月 新さん 神崎 裕也さん 著 ひずき 優さんの作品です。
映画版ノベライズと違ってこちらは女子高生がメインの作品です。
そして今時の女子高生ってこんな感じなのかと。
それはそれでこわいんですが。
ある秘密を持った女子高生達。
その秘密は何なのか?
そこから物語は始まります。
映画版ノベライズでもありましたが、純粋な悪意や純粋な殺意ってなんなんだろうと考えさせられますね。
誰しもが逃れる事の出来ない感情だと思うんです。
悪ふざけから始まった事でも気がついた頃にはとんでもないことになっている。
悪意の無い行為でも気がつけば悪意に満ち溢れている。
好意から始まった事でも取り返しのつかない事になっている。
誰しも経験のある事が殺意に変わっていく事が恐ろしかったです。
悪意から逃れられないからこそ希望が輝いて見えるのかなと思いました。