yuzukichikun’s diary

雑記や本の感想や思いつくまま徒然に

死にかけ探偵と殺せない殺し屋

本の帯にあるとおり神経質な殺し屋と幽霊になった死にかけ探偵のバディものです。
名探偵が殺し屋で遊ぶライトミステリとか面白そうじゃないですか?
真坂マサルさんの作品です。





殺し屋が神経質っていうのも面白いんですが、死にかけ探偵が人々に嫌われすぎていてそれにも笑いました。
探偵としては名探偵なはずなのに人間性が酷すぎるとか探偵としてはどうなのよ?と思えるなかなかいない逸材です。




その二人?が殺しに対して真っ向からぶつかり合って殺し屋は少しずつ変わっていくんですが…。





推理部分も面白いし、アクション部分も臨場感があって面白い。
そしてなにより二人のやり取りが面白かったです。
なぜ幽霊が自転車につけられた凧のようになって飛びながら移動するのか!とか幽霊ものとしては着眼点が違うなと思いました。
幽霊が凧のようになって飛びながら移動するなら例え見たとしても怖くないなと。




最後は珍しく探偵の格好よさが見れてホッと?しました。
ぶつかり合ってお互いが認めあえるのはいいなぁと思いました。
片方は幽霊だけど。