思い出の品、売ります買います 九十九古物商店
最近殺伐としているような気がしたので、表紙の浴衣の似合う美人さんに惹かれて読もうと思いました。
皆藤黒助さんの作品です。
カドフェスの時に買ったのでブックカバーがついてきたんですよ。
いつもはカバーつけないんですがなんとなくカバーつけたら表紙の美人さんが見れなくなってしまったという残念な事態に陥りました。
主人公は百貨店の販売員。それはもうもの凄い売上を出しているという人物。
そんな主人公がどの様に古物商店に関わってくるのか?
そしてどんな事が主人公に待ち受けているのか?
読んでいて思ったのが、子供の頃から大事にしていたモノがあったかなと。
そういえば子供の頃からお昼寝の時に使っていた小さな毛布は父親が何故か膝掛けにしているなとか。
あれ?私のモノだったよね?と思うモノばかりで実際に大事にしているモノはあったのだろうか?と自問自答しています。
大事に使っていれば、モノも気持ちに応えてくれるのかと。
そして結末にはこれ知ってるよ!というのが出てきて思わずニヤリとしましたね。
実際は関係のない作品に出てきたのですか、何だか一人で喜ぶというそんな感じ。
その後が気になるので是非とも続編を私に下さい。
読んだ後には爽やかな気持ちになれますよ。