探偵・日暮旅人の失し物
探偵・日暮旅人シリーズの2作目です。
山口幸三郎さんの作品です。
たとえ目に見えていても『愛』には決して触れられない。
この一言は重かったですね。
親子の愛。形は違えども沢山の愛の形があるわけで何が正しくて、何が間違っているのか。
難しいなと思いました。
そして事件の匂いがしてきます。
旅人がどうして聴覚、嗅覚、味覚、痛覚、触覚を失うこととなったのか。
その話も出てきます。
あまりにも残酷であまりにも悲しい。
そしてテイちゃんの両親はどこにいるのか?
謎は深まるばかりです。