yuzukichikun’s diary

雑記や本の感想や思いつくまま徒然に

奇奇奇譚編集部 幽霊取材は命がけ

ホラー作家、呪われる!の本の帯があれば読まなきゃいけないだろうというわけで

フェーン現象で暑い中読みましたとも!

木犀あこさんの作品です。

 

 

 

最初に書いておきますが、主人公の作家さんと一緒で怖いものは苦手です。

でもこの主人公の作家さんに親近感を抱いているので一緒に怖がりながら読んでいます。

さすがに視える力はないのでそこだけは親近感ないですが。

 

 

 

前作より半端なく怖かったです。

特に三話目は取材って命がけなんだ…。と何だか遠い目をしつつ、怖いもの見たさだけで乗り切れた気がします。

遠い目をしながら人間って何だろう?みたいなことを考えていたような気もします。

さすがホラー!と感心しつつ涙目だったのはなんでなんだぜ?

 

 

作家さんには親近感がわいていますが、編集者さんも好きなので、

次の巻では毒舌を思う存分吐いてほしいと思います。

ゆきうさぎのお品書き あじさい揚げと金平糖

いつも平和な「ゆきうさぎ」に降りかかる、突然の危機…!!という本の帯。

表紙の絵とはかけ離れていて前巻からドキドキしていました。

小湊悠貴さんの作品です。

 

 

 

ゆきうさぎの危機が本当にとてつもない危機で、思わず手に汗握る展開です。

表紙とタイトルを何度も見くらべてましたね。

 

 

そして主人公と店主にもその周りの人にも大きな展開が待っています。

読んでいて思わずおおう!と声に出したくらいでした。

結末は個人的にものすごく幸せに浸れました。

 

 

 

そして今回の料理の数々。

食べたことのない料理があってこれは食べてみたい!と思いました。

タイトルにもありますが、あじさい揚げ!

これは食べたことのないものなので心惹かれましたね。

表紙の絵が美味しそうだったのもありますが。

世界には自分の知らない料理がまだまだたくさんあるんだなと思いました。

 

 

 

この後の展開も気になるので早目に続編が出るといいなと願ってます。

ゆきうさぎのお品書き 祝い膳には天ぷらを

「美味しい」と笑う、あなたの笑顔が見たいから。という本の帯。

本の帯にはビーフシチュー。表紙には天ぷらのお膳というという美味しそうな二段構え。

ご飯が済んでいてもお腹が空いてくるという罠付きです。

小湊悠貴さんの作品です。

 

 

 

どの料理も美味しそうでしたが、お話も優しくて素敵でした。

どれが一番と言うと悩みますが、柚子釜の味噌グラタンが食べてみたいですね。

そのお話が一番好きだと言うのもありますが。

 

 

親子丼のお話も好きです。

子が親を思う心と親が子を思う心があったかいなぁと。

こんな風に人を思えるのが素晴らしいなと。

すごく優しい気持ちになれました。

 

 

そして最後には次巻への不穏な空気が漂ったまま終わります。

この終わり方は気が気じゃないです。

早く次の巻が読みたい!と思います。

 

 

記事を書いているのが夜中なのですが、読み直しつつ書いているのでお腹が空いてきます。

この空腹感をもたらす凄い作品だなと思いつつ、どうやって朝まで空腹を耐えるか悩みどころであります。

 

ゆきうさぎのお品書き 親子のための鯛茶漬け

表紙の絵の鯛茶漬けがとても美味しそうに見えて鯛茶漬け食べられるお店を本気で探そうと思ったのは言うまでもありません。

小湊悠貴さんの作品です。

 

 

 

 

悩めるパティシエに、悩める主人公の友人。

そんな二人の背中を押す優しい料理。

どの料理も美味しそうでした。

これも夜に読むと大変な事になります。

非常におなかが空きます。

 

 

そしてゆきうさぎにも大きな変化がやってきます。

ついでに嵐もやってきます。

人を思う気持ちなのにお節介が過ぎてただの迷惑にならないようにしないといけないなと

改めて思いました。

 

 

主人公と店主を取り巻く環境にも大きな変化が訪れます。

終章読んだ時には思わず床を転がりそうになりました。

ニヤニヤが止まらなかったです。

 

 

 

どんどん変化していくゆきうさぎを楽しみたいと思います。

 

ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒

今作も表紙が美味しそうです。湯気が立ちのぼるおでんを食べるか迷うほどです。

本の帯にあるあなたの食欲をそそる一品、ここにありますが本当に偽りなしです。

小湊悠貴さんの作品です。

 

 

 

今作も心温まるお話で、思わずホロリと涙しました。

家族、親子、親友。

沢山の関わりがある世界ですれ違ったりすることもあると思います。

自分が許せなくなったり、相手が許せなくなったり。

そんな時に固まってしまった心を優しくほどいてしまう店主の料理の数々。

どれも美味しそうでした。

読んでてお腹が空きました。

 

 

どのお話も好きですが、一番心に響いたのは一話目ですね。

自分自身に重なる部分あったりしたので、己を省みるキッカケになりました。

 

 

ゆきうさぎの名前の由来だったり、店主の昔話だったり、ゆきうさぎの物語が垣間見れて、

さらに優しい気持ちになりました。

そして今作でも武蔵と虎次郎は大活躍ですよ。

それだけで幸せになれました。

ゆきうさぎのお品書き 8月花火と氷いちご

表紙の熱々のメンチカツと氷いちごがとても美味しそうで買いに行こうかと悩むくらいでした。

今作でも美味しそうな料理の数々です。

小湊悠貴さんの作品です。

 

 

 

暖簾をくぐればおいしいが聞こえると紹介文にある通り、

ひとつひとつの物語が美味しそうです。

そしてほっこりします。

料理と人の物語が優しくもあり、ホロっときます。

読んでいるだけで優しい気持ちになりましたね。

 

 

 

主人公と小料理屋の店主。そしてその2人を取り囲む人々の優しさが素敵だと思います。

誰かがつらかったらそれをそっと見守りつつ助けられる関係。

常連さんたちの楽しそうな姿には読んでいるこちらも幸せになれます。

 

 

そして猫の武蔵と虎次郎の2匹。

この2匹がさらに癒してくれます。

ものすごい活躍もします。

この2匹は一体何者なのか?それが最大の謎です。

 

交換ウソ日記

表紙と本の帯だけで買ったこの本を積んでしまって早数ヶ月。

そんな事をしていたらよく行く本屋さんでオススメの一冊になっていました。

櫻いいよさんの作品です。

 

 

 

交わした言葉も、残した文字も…ごめんね。全部、嘘なんだ

の本の帯が心惹かれてはいたんですよ。

 

 

 

 

読んでみたら私の中での滅多にいない苦手系な主人公。

癖の強い主人公を読みすぎているのか、八方美人的な大人しめの主人公で

ファッ???となりましたね。

むしろ主人公の友達や主人公に手紙を送ってきた男の子の方が共感してました。

 

 

 

そんな主人公が少しずつですが、変わっていく姿を見て応援してました。

主人公はきっと優しすぎるんでしょうね。

周りの人の事を考えすぎているんだろうなぁと。

 

 

結末は圧巻でしたね。

だからと言って結末から読んじゃダメですよ?

私にように…。

つい気になったので結末から読んで後悔しました。

予想外の結末は圧巻!とか本の裏に書いてあったら気になるじゃないですか!

なので、読むなら是非最初から読んでくださいね。