神様、縁の売買はじめました。
ついに縁も売買される時代が来たのかと。
知らない間に時代は進んでいるんだなぁ。
叶田キズさんの作品です。
友情、愛情、家族の絆。
縁というのはたくさんあるもので。
望む縁を繋いで、要らない縁を切るという感じで話は進むのですが。
縁というのは片方だけで出来ているものではなく両方で繋がっているもので。
なんか切りたい縁というのもわかるし、いろいろ難しいものだなと。
ある意味正直であり、ある意味残酷です。
そして神様がお酒大好きなところが何だか可愛らしく感じました。
表紙の桜色が何故なのか?という謎も解けますよ。
憂国のモリアーティ 3巻
涼やかなイケメンさんが表紙ですよ。
暑い時には気分的に涼しくなりますね。
内容も中々に背筋が凍るような内容で気持ちも涼しくなりました。
構成 竹内良輔さん、漫画 三好輝さんの作品です。
イケメンさん率高いんですが、ワトソンのほんわかとしたイケメンぶりが良かったですね。
ホームズとの対比が凄いです。
謎を解いていく課程も楽しいんですが、謎を出す方も凄いんだなと。
世の中の悪を無くすために犯罪をと言うのは、間違ってる気がしますが。
それでも弱きを助けようとするのは凄いと思います。
犯罪は良くないけど!
涼やかなイケメン見て暑気払い中であります。
そしてあの人の意外な過去も出てきますよ。
タヌキとキツネ 1、2巻
タイトル通りの愛らしいタヌキとキツネの可愛らしい絵本みたいです。
タヌキをツンツンしているキツネが可愛すぎます!
アタモトさんの作品です。
絵がほんわかしていてあっという間に読みきってしまったわけですよ。
まるで絵本のような作品なのですが、キツネさんのたまに見せる優しさにニヤニヤしたり、タヌキさんのほんわかしている所に癒されたり。
たまに出てくるカチカチ山に笑いました。
タヌキさん逃げてぇ~。
のんびりしていて癒されたい人にオススメです。
さよならの神様
奇跡も神通力もないけれど、ただそばにいてくれる。
そんな神様たちの織り成す物語。
鈴森丹子さんの作品です。
今回の舞台は福岡。
何より癒されたのが子猫たちというおかしな感じに。
読んでいるとなんとなーく情景とか風景とか浮かんできてニヤニヤしているんですが、さすがに福岡の屋台のイメージがうっすらしか描けなくてちょっと悲しかったです。
そしてついについにですよ!
あの人にも神様がやってきます。
あの人には神様は何をしてくれたのか?
当然書きませんよ?
ただそばにいてくれるってやっぱり素敵な事なんだなと改めて思いますね。
奇跡も神通力もなくてもいいので私にもきてほしくなるくらい愛らしい神様。
登場人物のなかには自分の力で切り開いていて、あぁ、これが奇跡って言うんじゃないかなと。
とりあえず私にも是非愛らしい神様を派遣してください!
幽落町おばけ駄菓子屋 春風吹く水無月堂
ついに最終巻です。
読み始めて季節が移ろいゆく事の素晴らしさや儚さやたくさんの事を感じられました。
蒼月海里さんの作品です。
幽落町シリーズで初めてのあとがきを読んで。
とここまで書いたけど、やっぱり全部読んでからあとがきを読むことをオススメします。
書きたいけど書きたくないこの感じ。
全てにおいてネタバレしたくなくなりますね。
全く関係ないのですが、近頃駄菓子屋さんを見かけなくなりました。
子供の頃にあった駄菓子屋さんが軒並み閉店されているのをみると今の時代は駄菓子屋さんを求めてないのかなと。
駄菓子屋さんにいって店いっぱいに並んでいる駄菓子をいつか全部買ってやる!という野望は潰えたのでした。
幽落町に行けば、イケメン店主が出迎えてくれるはずだと信じていつか幽落町の駄菓子屋さんに駄菓子買い占めに行きたいと思います!
2017年夏に新シリーズが出るそうなので毎月本屋さんでチェックしたいと思います!
楽しみだなぁ。